価格:
¥
2,750
(税込)
商品番号:
NCS-927
発売日:
2018年09月28日
※ 購入される際は、商品の内容を必ずご確認ください。
商品情報
内容一覧
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CLASSIC meets JAZZ
02. Chopin: Nocturne Op.9, No.2 in E flat ショパン: ノクターン 第2 番(映画「愛情物語」)
03. Tchaikovsky: The Swan Lake チャイコフスキー:「白鳥の湖」より情景
04. Shibelius: Finlandia Hymn シベリウス: フィンランディア讃歌
05. Beethoven: Piano Sonata No.8(Pathetique) 2nd Movt ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ 第8番「悲愴」第2 楽章
06. Satie: Je Te Voux サティ: ジュ・トゥ・ヴ(おまえがほしい)
07. Ravel: Pavane Pour Une Infante Defunte ラヴェル: 亡き王女のためのパヴァーヌ
08. Elgar: Salut D'amour エルガー: 愛の挨拶
09. Mozart: Turkish March モーツァルト:トルコ行進曲
10. J.S.Bach: Air on G String J.S. バッハ:G線上のアリア
Kazumi Tateishi Trio
[ピアノ]立石一海
[ベース]佐藤忍
[ドラムス]鈴木麻緒
[編曲]立石一海
<セルフ・ライナーノーツ>
1. Schumann : Traumerei from Kinderszenen Op.15 No.7
ドイツの作曲家シューマンの13曲からなるピアノ曲集「子供の情景(Kindersenen)」のなかで、最も美しく親しみやすいメロディで人気のある曲です。「夢」「夢想」を意味するこの曲。夢の中でゆったりと自由に漂うイメージでアレンジ、演奏しました。また、この曲は2017年の韓国ツアーで連日演奏し、トリオにとって、とても思い入れのある曲になりました。
2. Chopin : Nocturne Op.9, No.2 in E flat
全21曲あるショパンの夜想曲(Nocturne)の中で、最もよく知られた曲で、アメリカ映画「愛情物語」(To Love Again)の主題曲にもなっています。甘く美しいメロディはそのままに、トリオサウンドでスウィンギーで愛らしく仕上げてみました。
3. Tchaikovsky : The Swan Lake
バレエ、そしてバレエ音楽が大好きです。 頭のてっぺんから足のつま先まで全身を使って、喜怒哀楽を表現するバレリーナに演奏家として大きな影響を受けています。チャイコフスキーの音楽には生きる喜びと悲しみがたくさん詰まっています。通常オーケストラで演奏されるこの曲をトリオで演奏して、曲のパワーをあらためて感じられたと同時に、トリオとしても新しい世界を開くことができた気がします。
4. Shibelius : Finlandia Hymn
フィンランドの作曲家シベリウスの作品のなかで最もよく知られている曲のひとつ。フィンランドの第二の国家としても広く歌われているだけでなく、讃美歌としてもこのメロディに詞をつけて世界中で歌われています。 北欧の美しさと静けさ、曲の持つ厳かな雰囲気をトリオで表現してみました。
5. Beethoven:Piano Sonata No.8(Pathetique) 2nd Movt
ベートーヴェンが作曲したピアノソナタのなかで、初期を代表する美しく切ないメロディが人気の曲です。 原曲は極めてゆったりとしたバラードですが、ベートーヴェンの青春時代の愛の切なさを、サウダージ感(郷愁感)や哀感漂うブラジルのボサノバのリズムやコード展開(チェ ンジ)にのせてみました。
6. Satie : Je Te Voux
フランスの作曲家サティが、作詞家アンリ・パコーリの言葉に曲を付けたシャンソン。サティ作品のなかでも多くの人に親しまれている名曲、ラブソングです。若い頃のサティは大変生活が苦しく、シャンソン酒場のピアノ弾きのアルバイトをしていて、この曲もそんな時期に生まれました。 同じく酒場で演奏されることの多いジャズとシャンソンは共通点がとても多く、レコーディングもとてもリラックスした雰囲気でした。 曲のエンディングではサティのもうひとつの代表曲「ジムノペディ」のフレーズが少し登場します。
7. Ravel : Pavane Pour Une Infante Defunte
フランスを代表する作曲家の名曲が続きます。 私はラヴェルのオーケストレーションが大好きで、この曲は元々ピアノ曲ですが、私がこの曲を初めて聴いたのは中学生の時、ラヴェル自身が編曲した管弦楽バージョンでした。これまで聴いてきたクラシックとは違うモダンで美しくて切ない響きに震えるほど感動しました。 敬愛するブラジルの音楽家アントニオ・カルロス・ジョビンも大きな影響を受けたということで、2人の音楽世界を重ねてみました。
8. Elgar : Salut D'amour
エルガーは行進曲「威風堂々(Pomp and Circumstance)」でも有名なイギリスの作曲家。 「愛のあいさつ(英語タイトルはLove's Greeting)」は彼が31歳の時にキャロライン・アリス・ロバーツとの婚約記念のプレゼント曲として贈られたもので、美しく親しみやすいメロディは世界中で愛され、多くの演奏家がレパートリーとして取り上げるだけでなく、結婚式でも演奏されることの多い名曲です。 前半、後半は佐藤忍のアルコベースをフィーチャーして、中間部はトリオでスウィング・ビートにのせてハッピーにお届けします。
9. Mozart : Turkish March
クラシックというと真面目で厳粛なイメージもありますが、今回のアルバムの中に思いっきり楽しくてリズミカルな曲も入れたいと思い、最初に思いついた曲はモーツァルトのこの曲でした。 曲の軽快さはもちろんですが、モーツァルト自身の破天荒ともいえる人生とラテンのリズムがぴったり合うと思ったからです。 鈴木麻緒の熱いドラミングとトリオ全員で突っ走るグルーヴィーなサウンドを楽しんでいただけたらうれしいです。
10. J.S.Bach : Air on G String
子どもの頃から大好きで、繰り返しレコードを聴き、繰り返しオルガンで演奏していた曲です。なぜバッハがこんなに好きか、うまく説明できません。バッハの音楽には聴く喜び、奏でる喜びを感じさせてくれる力があり、この地球上で人間が音楽をする意味を深く考えさせてくれる、そんな気がします。そしてバッハの音楽を聴いていると心も身体もリセットされる気がします。 素晴らしい音楽に出会えたことに感謝しながら、音楽を奏でられる喜びを音にのせてお届けします。
立石一海